マウスピース矯正をご存知ですか?

いわゆる矯正治療のイメージといえばブラケットを歯に装着して行うマルチブラケット治療ですよね。

マウスピース矯正は取り外し式のマウスピースを用いた矯正治療で、1920年代に始まったようです。

現在のマウスピース矯正は透明な「アライナー」と呼ばれるマウスピースを定期的に交換することで歯並びを整える治療です。

アライナーは透明で取り外しができるため、矯正治療をしているのに気づかれない、食事や歯磨きがいつも通りできる、装置が外れて口の中を怪我することがない等、患者さんにとってのメリットが多くある治療法です。

 

今回受講したインビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が1999年から販売を開始した、2016年12月時点で420万人以上の患者さんが利用している、世界No.1シェアのマウスピース矯正です。

Invisalign

患者様にとってのメリット 2

診断時に精密な型取りを行い、それをコスタリカのアライン社の工場に送り、3D治療計画ソフトウェアを利用してすべてコンピューター管理で治療計画に基づいたアライナーを作製するシステムです。

コースを受講するには、5年以上の歯科矯正の経験を有し、国内外の大学やその他の施設で歯科矯正学を履修をしている必要があります。

なぜ受講条件が厳しいかというと、コンピューターが装置を作製すると言えど、診断をするのも治療方針が本当に可能かどうかを判断するのも、矯正歯科医師だからです。

 

矯正治療には様々な方法がありますが、どれも得意・不得意、メリット・デメリットがあります。

従来のブラケットとワイヤーによる矯正は歴史が長く、これまでにたくさんの症例をたくさんの矯正歯科医師が検討し、研鑚してきました。

そのためたくさんの治療方針やオプションがあり、治療できる症例も多岐に渡ります。

一方で歯磨きの難しさや痛み、口内炎の問題、装置が外れるトラブル等があります。

 

マウスピース治療は最初に書いたように透明で取り外しができることによるメリットの多い治療法ですが、治療ができる症例にはある程度の限界もあるので、ブラケットとワイヤーを併用する必要が出てくることもあるようです。

 

マウスピースで治療できるのか、ブラケットとワイヤーの治療の方が適しているのではないか、併用がよいか等、症例ごとの診断や見極めを矯正歯科医師が責任を持って正確に行う必要があります。

 

コースはまだ前半が終わっただけなので、後半もしっかり勉強してきます(出産後、久しぶりのコースでとても興味深く楽しいです)。

患者さんのご要望にお応えできるよう、治療法を広げてきたいと思います。

 

松原歌奈子