6月に更新手続きを済ませていた日本矯正歯科学会の認定医、無事に更新でき、先日資格証が送られてきました。

以下に日本矯正歯科学会の文章を抜粋しますね。

 

日本矯正歯科学会には認定医・専門医制度があります。
これは矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることによって一般市民の皆さんに適切な医療を提供するために行われているものです。そのために学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」としています。

本学会は、基本研修を行うために基本研修機関を、臨床研修を行うために臨床研修機関を指定しています。
基本研修機関は、歯科矯正学を主に教授する講座(分野)を有する大学の附属病院。
臨床研修機関は、常勤の指導医または専門医1名以上が勤務し、臨床研修が可能な条件を満たしている医療機関。学会は、審査に合格し登録した機関に基本研修機関指定証あるいは臨床研修機関指定証を交付しています。

 

指定研修期間で5年以上矯正歯科治療に携わり、矯正歯科臨床に関わる論文を発表し、倫理規定を遵守できる歯科医師が申請することができます。

まず自分で矯正治療を行った症例を提出する1次書類審査があり、その後、提出した症例のうちの2症例については模型などの資料をすべて提出し、2次審査として試問を受けます。

私は九州大学病院の歯科矯正学講座に大学院生として4年間、医員として2年間所属しまして、6年目の年に認定医申請をして審査を受け、無事合格して認定医になりました。

一次審査書類の提出締切が6月末、院長との結婚式が7月1日という今考えると無謀なスケジュールで、死にそうになりながら書類と結婚式の準備を行ったのも今はいい思い出です(ブライダルダイエット不要で痩せました)。

話が脱線してしまいましたが、要するに認定医とは「この人はある一定以上の診療実績がある矯正歯科医ですよ」と学会がお墨付きしてくれる目印のようなものです。

認定医は更新するためにも学会発表や論文発表、学会に参加して研鑚を積む必要があり、維持するのもなかなか大変ですが頑張ります!

というわけで、今月末から11月初めにかけて横浜で開催される日本矯正歯科学会に参加してまいります。

非常勤のお仕事とも重なりまして、月末から1週間ほど矯正治療の予約が取れなくなります。

応急処置は院長が対応致しますので、トラブルの際はご連絡ください。

ご迷惑をおかけしますが何卒宜しくお願い致します。

 

松原歌奈子